理想的な対応。
しかしその一方で、その方法はベテラン職員が多いからこそ出来ることであり、職員に欠員が出るようなことがあれば、無理が生じてしまいます。
A様はその点を危惧していました。
入居者へ常に気を配るというのは、思った以上に難度の高いことです。そして、職員への負荷は決して軽いものではない。
もしも無理が生じ、入居者への目が行き届かなくなってしまったら...。
今の徘徊対応方法に限界を感じ始めたA様。
身体の拘束は入居者への負担が大きい。
GPSの携帯は紛失してしまえば元も子もない。
何より徘徊による無断外出を前提としている。
赤外線など人感センサーの類は誤作動が多い。
人手を増やすわけにもいかない。
「高齢化が進む中、介護の需要はこれからどんどん増えてくるでしょう。
しかしその一方で、私たち介護職員の負担が今後大幅に軽減されるような待遇改善は、正直な所難しいと考えています。負担や待遇面の改善がないまま、利用者がこのまま右肩上がりで増えていけば、いずれこの国の介護は破綻してしまう。
だから、LYKAONのような介護に実用導入できるシステムの存在は、本当に大きいと感じています。
この国の介護をどうしていけば良いのか、私には正解がわかりません。
ただ、少しでも良くしていきたい。あの時LYKAONの導入を決めたのもその一心でした。」